MEO対策とは?自分でやる方法と費用相場、やると停止されること【実データつき】

MEO対策とは?の解説記事アイキャッチ

結論:無料なのに、月1万人に見られています

先に数字から出します。

実際の数字

弊社代表が別に営んでいる事業のGoogleビジネスプロフィールは、
月間の閲覧数がおよそ1万あります。

費用は0円です。広告は出していません。

この「閲覧数」は、延べ回数ではありません

Googleビジネスプロフィールの閲覧数は、プロフィールを見たユーザーの数です。
公式の仕様として同じ人は1日1回しか数えられません。何度も見た人も1回です。
つまり延べ表示回数ではなく、月に約1万人が店の情報を見ているということになります。

登録して情報を整えただけで、毎月これだけの人に見られています。

日割りにすると1日あたり約330人。毎日それだけの人が、店の情報を見ている計算です。
広告は出していません。投稿もまめにしているわけではありません。それでもこの数字が出ます。

MEO対策という言葉を難しく考える前に、この事実だけ知っておいてください。
お金をかけずに、これだけの人の目に触れる場所が用意されています。使っていないなら、それは機会を捨てているのと同じです。

この記事では、順位の決まり方(Google公式)、自分で実際にやること、やるとプロフィールを停止されること、そして業者の費用相場と頼むべきかの判断基準まで扱います。
いま業者から営業の電話が来ていて迷っている方は、先に費用の相場と、自分でやるかの判断から読んでください。

この記事の位置づけ

「そもそもGoogleビジネスプロフィールとは何か」「登録の手順は」という基本は、 Googleビジネスプロフィールとは?無料でできることと登録方法にまとめています。
この記事は、その先の「本当に効果があるのか」「何をすればいいのか」「いくらかかるのか」を扱います。

言葉の整理(ここで混乱します)

この分野は言葉が3つあって、しかも似ています。
最初にここを整理しておくと、業者の説明を聞くときも迷いません。

言葉正体
Googleビジネスプロフィール(GBP)無料の登録情報そのもの。旧「Googleマイビジネス」
MEO(エムイーオー)そのプロフィールをマップで上位に出すための施策
ローカルSEO地域名や「近くの〜」検索で上位に出す施策全般

関係としては、ローカルSEOという大きな箱の中にMEOがあると考えてください。
そして対策する対象がGBP、対策の名前がMEOです。ここが混ざると話が通じなくなります。

MEOは和製英語です

MEOは Map Engine Optimization の略とされていますが、日本で作られた言葉で、海外では通じません。
国際的にはローカルSEOと呼びます。日本国内で話す分にはMEOで問題ありませんが、海外の情報を調べるときは Local SEO で検索してください。

どれだけ見られるのか【実データ】

冒頭の約1万という数字が、どれくらいのものなのか。
比較対象として、弊社自身のホームページの数字を出します。

期間指標数値
別事業のGoogleビジネスプロフィール1か月閲覧した人数(同じ人は1日1回)約10,000
弊社の公式サイト(Google検索)28日検索結果に表示された回数3,010回
この2つは別の指標です

正確を期すために書いておきます。
ビジネスプロフィールの「閲覧数」と、検索結果の「表示回数」は集計方法が違う別の数字です。厳密に比べられるものではありません。
それでも3倍以上の差があることは事実です。しかもプロフィール側は人数、サイト側は延べ回数なので、実際の差はもっと大きくなります。

弊社のサイトには、ホームページ制作に関する記事が30本以上入っています。
それでも月あたりの表示回数では、無料のプロフィールに届きません。

検索での表示回数だけを見れば、記事を30本以上積んだ弊社のサイトでも、無料のプロフィールに届きません。
それだけ地図の枠が強いということです。店舗をやっている方にとって、ここがどれだけ大きい入口かが分かります。

なぜホームページより見られるのか

理由は3つあります。

表示される場所のしくみ(検索結果の地図枠とGoogleマップの2か所)は、Googleビジネスプロフィールの記事で解説しています。
ここでは、ホームページのSEOには無い決定的な違いを1つだけ挙げます。

距離が近いだけで有利になる

後で詳しく書きますが、Googleは順位を決める要素のひとつに「検索した人からの距離」を挙げています。
これは記事を書いても被リンクを集めても変わりません。店がそこにあるというだけで、近くの人には有利に働きます。

通常のウェブ検索でも位置情報は多少影響しますが、距離が順位の要素として公式に明記されているのは、この地図の枠のほうです。
店舗を持っている事業者にとって、ここは大きな武器になります。

順位はGoogleが公式に説明しています

MEOには「上位表示の裏技」のような話がつきまといますが、Googleは順位の決まり方を公式に説明しています。

要素Googleの説明自分で動かせるか
関連性プロフィールが検索内容とどれだけ合っているか情報を埋めるほど上がる
距離検索した人からどれだけ近いか❌ 動かせない
知名度どれだけ知られているか。ほかのサイトからの紹介リンク(被リンク)の数と、口コミの数を含む△ 時間はかかる

被リンクは意識して増やせるものではありません。小さなお店であれば、まず口コミの数のほうを見てください。

そしてGoogleは、こうも明記しています。

Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません。

つまり広告を出しても順位は上がりません。
「お金を払えば上位に出せます」と説明する業者がいたら、その時点で話を疑ってください。

実際にやることは3つだけ

3要素のうち、自分で確実に動かせるのは関連性です。
やることは単純で、情報を埋めて、新しく保って、口コミに向き合う。これだけです。

1. 埋められる欄を全部埋める

項目よくある放置
業種(カテゴリ)メインしか設定していない。追加カテゴリも設定できます
営業時間年末年始や臨時休業が反映されていない
写真外観だけ。内観・商品・スタッフがない
サービス・商品そもそも登録していない
説明文空欄のまま
属性駐車場の有無、支払い方法などが未設定

地味ですが、関連性はここでしか上がりません。
「何屋なのか」「何を扱っているのか」をGoogleに伝えていなければ、検索と結びつけようがないためです。

あわせて、ホームページ側にも店舗情報を機械が読める形で置いておくと、情報が一致していることを伝えられます。お店の構造化データメーカーで、店名・住所・営業時間から作れます。

2. 情報を新しく保つ

営業時間が間違っていると、それだけで機会を失います。
「開いていると思って行ったら閉まっていた」は、悪い口コミにも直結します。

臨時休業、年末年始、時短営業。変わったらその日に直す。これを習慣にしてください。

3. 口コミを増やし、返信する

口コミの数は、Googleが公式に知名度の要素として挙げています。
返信も、見ている人への印象を大きく変えます。特に悪い口コミへの誠実な返信は、他の閲覧者が必ず見ています。

集める方法としては、レビュー投稿ページのQRコードを作って店頭やレシートに置くのが手軽です。
弊社のQRコード作成ツールなら、印刷して読める大きさかどうかも同時に判定します。

お願いするときの声のかけ方

見返りを渡さず、内容も指定しない。この2つさえ守れば問題ありません。
そのまま使える言い方を挙げます。

本日はありがとうございました。
もしよろしければ、Googleの口コミに感想をいただけると励みになります。
こちらのQRコードから投稿できます。書いていただける範囲で構いません。

言ってはいけないのは、「星5でお願いします」「良い評価をいただけたら〇〇します」です。
どちらも規約違反になります。お願いするのは「感想」であって「高評価」ではありません。

悪い口コミへの返信の型

返信で見られているのは、書いた本人ではなくこれから来ようとしている別の人です。
言い返さないでください。次の順番で書くと収まります。

  1. 時間を割いてもらったことへのお礼
  2. 指摘された事実を、まず受け止める(反論しない)
  3. どう直すか、または直したか
  4. また来ていただきたい旨(短く)

この度はご不便をおかけし、申し訳ございませんでした。
お待たせした時間について、ご指摘のとおりだと受け止めております。
現在、混雑する時間帯のご案内方法を見直しております。
またお立ち寄りいただける機会がありましたら、幸いです。

今ある口コミへの返信は、遅れていても構いません

「もう1年前の口コミだから今さら」と思う必要はありません。
返信の日付は表示されますが、返信が付いているかどうかのほうが見られています。古いものから順に、少しずつで大丈夫です。

自分の数字を確認する

冒頭で「月に約1万」という数字を出しました。
ご自身の店の数字も、同じ画面で確認できます。まずそこを見てください。

見る場所

Googleで自分の店名を検索するか、Googleマップで自分の店を開くと、オーナーであれば管理用のメニューが出ます。
その中の「パフォーマンス」という項目に、数字がまとまっています。

数字意味見方
閲覧数プロフィールを見たユーザーの数(同じ人は1日1回)どれだけの人に見られているか。今回の1万はこれ
検索(検索語句)どんな言葉で見つけられたかここが一番おもしろい。想定と違うことが多い
ウェブサイトのクリックホームページに移動した回数ホームページへの送客数
通話数通話ボタンがクリックされた回数予約や問い合わせに直結
ルートルートを検索したユーザーの数来店の意思が最も強い行動
一番見てほしいのは「検索」です

自分の店が、どんな言葉で見つけられているか。
ここにはお客様が実際に使っている言葉が並びます。店側が思っている呼び方と、ずれていることが少なくありません。
ずれていたら、その言葉を説明文やサービス欄に入れてください。それが関連性を上げるということです。

閲覧数だけを見ない

閲覧数が多くても、通話数やルートが少ないなら、見られてはいるが選ばれていないということです。
その場合に手を入れるべきは順位ではなく、写真や口コミ、営業時間といった選ばれる材料のほうです。

写真と投稿で差がつきます

情報を埋めたあと、続けて効くのがこの2つです。

写真は「外観だけ」で止まっている店が多い

載せる写真見る人が知りたいこと
外観迷わずたどり着けるか。目印になる建物や看板と一緒に
内観入りやすい雰囲気か。ここが無いと入店をためらう人が出ます
商品・メニュー何が買えるのか、いくらか
駐車場地方では特に重要。停められるかどうかで来店が決まります
スタッフどんな人がいるか。無理に顔を出す必要はありません

特に内観と駐車場です。
初めての店に入るとき、人は「入ったあとどうなるか」が分からないことを不安に感じます。写真1枚でその不安が消えます。

投稿は「更新されている店」に見せるため

ビジネスプロフィールには、お知らせを投稿する機能があります。
新商品、季節のメニュー、臨時休業のお知らせ。何でも構いません。

投稿そのもので順位が大きく動くわけではありません。
効果は別のところにあって、「ちゃんとやっている店だ」と見た人に伝わることです。半年前の投稿で止まっていると、その逆が伝わります。

続かないなら、無理に投稿しなくてよいです

月1回でも構いません。むしろ3か月止まるくらいなら、最初からやらないほうがましです。
優先順位でいえば、写真と営業時間のほうがはるかに大事です。

やると止められること

ここが、この記事で一番お伝えしたい部分です。
よかれと思ってやっていることが、規約違反である場合があります。

店名にキーワードを入れる

プロフィールが停止される場合があります

Googleは、店名の欄に次のものを入れることを禁止しています。
キャッチコピー/店舗コード/営業時間/電話番号やURL/サービス・商品情報/名称の一部ではない所在地情報(最寄り駅・インター名など)/出店先の情報(〇〇モール店など)
原則は「店舗や名刺で一貫して使っていて、お客様に認知されている実際の名称」です。
違反した場合、プロフィールが停止される場合があると公式に明記されています。

地域名が入っていること自体は問題ありません

誤解しやすい部分なので補足します。
地域名が実際の店名の一部なら、そのままで構いません。「ABCスポーツジム神田」「ABCホテル八王子」は公式に可能な例として挙げられています。
禁止されているのは、名称ではない所在地情報を後から足すことです。「神田駅前のABCスポーツジム」のような書き方が該当します。
看板に書いてある名前がそのまま使えるか。この一点で判断してください。

「〇〇美容室|松阪市の縮毛矯正専門店」のように、名称でない説明を付け足す書き方は、一時的に順位が上がることがあります。
ですが積み上げた口コミごと消えるリスクと引き換えにする価値はありません。

口コミと引き換えに何かを渡す

「口コミを書いたら〇%引き」は明確な禁止行為です

Googleのポリシーは、金銭・値引き・無料の商品やサービスと引き換えに口コミを依頼することを名指しで禁止しています。
よく見かける方法ですが、違反です。

あわせて、次も禁止されています。

  • 店内で書くことを強制したり、圧力をかける
  • 書く内容を指定する
  • 良い口コミだけを選んで依頼する
  • 悪い口コミを止める、書かせないようにする

一方で、口コミをお願いすること自体は問題ありません。
実際に来ていただいたお客様に、見返りなしでお願いする。これは認められています。線引きはここです。

違反した内容は削除され、悪質な場合はアカウントの停止から削除まであり得ます。

費用の相場と、自分でやるかの判断

業者に頼む場合の相場です。

形態相場
月額固定型月20,000〜50,000円 / 1店舗
業種別飲食店 3〜5万円 / クリニック・不動産 5〜12万円
プロフィールの運用代行のみ月5,000〜30,000円
成果報酬型日額500〜1,200円 / キーワード

自分でやるか、頼むか

状況おすすめ
まだ登録していない・情報が空欄だらけ自分でやる。埋めるだけで効果が出る段階に、お金を払う必要はありません
情報は埋まっていて、投稿や口コミ返信を続ける余力がない運用代行を検討してよい段階
複数店舗を運営している頼んだほうが早い。管理の手間が店舗数に比例します
「上位表示保証」をうたう業者契約しない。Googleが公式に「順位は買えない」と言っています

正直に書きます。1店舗で、情報がまだ空欄だらけなら、自分でやるのが一番費用対効果が高いです。
埋めて、新しく保って、口コミにお礼を返す。ここまでは誰でもできますし、初期の空欄埋めは外注しても結局同じ作業です。

ホームページは要らなくなるのか

制作会社としては都合の悪い話ですが、正直に書きます。

お店の場所と営業時間を知ってもらうだけなら、ビジネスプロフィールで足ります。
実際、それだけで回っている個人店もあります。

ホームページが必要になるのは、次のような場合です。

できることビジネスプロフィールホームページ
場所・営業時間を伝える
写真を見せる
口コミを集める
料金やメニューを詳しく説明する
こだわりや考え方を伝える
予約・問い合わせを受ける形を自由に作る
情報を自分で管理する❌ Googleの都合で変わる

最後の行が、意外と大事です。
ビジネスプロフィールはGoogleが用意した場所を借りている状態です。仕様が変わることもありますし、停止されることもあります。

順番としては、まずビジネスプロフィールを整える。次にホームページ。これが費用対効果の順です。
無料で月1万人に見られる場所を放置したまま、ホームページにお金をかけるのは順番が逆です。

ただし順番の話であって、片方だけでよいという話ではありません。
前の章で書いたとおり、プロフィールは規約ひとつで止まります。そのときも営業を続けられる自前の場所が、ホームページです。

よくある質問

MEO対策の効果はどれくらいで出ますか

情報を埋めるだけなら、変化は比較的早く出ます。
一方で口コミの数や被リンクといった知名度の部分は、時間がかかります。数週間で劇的に変わるものではないと考えておいてください。

広告を出せば上位に表示されますか

されません。Googleは公式に、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じないと明記しています。
なお、マップ上に広告枠は存在しますが、それは広告として表示されるもので、通常の順位とは別です。

悪い口コミは消せますか

事実に基づく口コミは、原則として消せません。
ポリシー違反(誹謗中傷、無関係な内容、なりすまし等)であれば報告して削除される場合があります。消すことよりも、誠実に返信することのほうが効果があります。他の閲覧者が見ているのは、その返信のほうです。

口コミをお願いしてもよいのですか

はい、問題ありません。見返りを渡さず、内容を指定しなければ、お願いすること自体は認められています。
禁止されているのは、値引きや無料サービスと引き換えにすること、良い口コミだけを選んで依頼すること、悪い口コミを止めることです。

複数店舗あるのですが、まとめて管理できますか

できます。ひとつのアカウントで複数のプロフィールを管理できます。
ただし店舗数が増えるほど、営業時間の更新や口コミ返信の手間は比例して増えます。ここが外注を検討する分かれ目になります。

まとめ

  • Googleビジネスプロフィールは無料。別事業では月に約1万人が見ている(同じ人は1日1回の集計)
  • 整えた登録情報のほうが、記事を積んだホームページより見られていることがある
  • 順位は関連性・距離・知名度で決まる。お金を払って上げることはできない(Google公式)
  • 自分で動かせるのは関連性。空欄を埋め、情報を新しく保ち、口コミに返信する
  • 管理画面の「検索」を見る。お客様が実際に使っている言葉が並ぶ
  • 写真は外観だけで止めない。内観と駐車場が効く
  • 店名にキーワードを入れると停止される場合がある。看板と同じ表記にする
  • 「口コミを書いたら〇%引き」は明確な禁止行為。お願いすること自体は問題ない
  • 1店舗で情報が空欄だらけなら、自分でやるのが一番費用対効果が高い
  • 順番はビジネスプロフィール → ホームページ。逆にしない

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