ホームページを印刷したら、右端が切れていた。
背景の色が出ない。そもそも印刷ボタンを押しても何も起きない。
こんにちは、三重県でホームページ制作をしているMYコンサルティングです。
この症状には、はっきりした理由があります。
Webページは、紙のサイズを想定して作られていないからです。
先に結論
・右端が切れる → 印刷設定で「用紙に合わせる」か倍率を下げる
・背景の色が出ない → 「背景のグラフィック」にチェックを入れる(既定はオフ)
・何も起きない → 別のブラウザで試すと原因を切り分けられる
・プリンターが手元にない → PDFに保存してコンビニで印刷できる
なぜホームページは印刷で崩れるのか
紙にはA4という決まったサイズがあります。
一方、Webページには決まった幅がありません。パソコンでは横に広く、スマホでは縦に長く、見る画面に合わせて形を変えるように作られています。
その「形を変えられる」ものを、決まったサイズの紙に押し込むわけです。
どこかにしわ寄せが出るのは、仕組みとして避けられません。
だから、こういう症状が出ます
・画面より横幅が広いページ → 右端が切れる
・画面で横に並んでいたもの → 紙では縦に並ぶ
・メニューやボタン → 紙にも印刷されて邪魔になる
・スクロールで読み込む画像 → 白いまま印刷される
つまり、あなたの操作が間違っているわけではありません。
設定でかなり改善できるので、順に見ていきます。
まずブラウザの印刷設定を見る
印刷画面(Ctrlキー+Pキー、Macはcommandキー+Pキー)を開くと、右側や下部に設定が並んでいます。
触るのは2か所だけです。
①「用紙に合わせる」または倍率
右端が切れる場合は、ここです。
倍率の指定を「用紙に合わせる」に切り替えるか、数値を下げてください。90%や80%にすると収まることが多いです。
ただし、この項目は最初の画面には出ていないことがあります。折りたたまれた設定を開いてください。
| ブラウザ | 場所 |
|---|---|
| Chrome | 「詳細設定」を開く →「倍率」 |
| Edge | 「その他の設定」を開く →「拡大/縮小」 |
| Safari(Mac) | 印刷画面の「拡大縮小(%)」 |
それでも切れるなら、用紙の向きを横(横長)に変えてみてください。表が入ったページは横のほうが入ります。
②「背景のグラフィック」にチェック
背景の色や画像が出ないのは、故障ではありません。
ブラウザは既定で背景を印刷しない設定になっています。インクを大量に使うためです。
この項目は、ブラウザによって場所と名前が違います。
| ブラウザ | 場所と名前 |
|---|---|
| Chrome | 詳細設定 →「背景のグラフィック」 |
| Edge | その他の設定 →「背景のグラフィックス」 |
| Safari(Mac) | 「背景をプリント」 |
ここにチェックを入れると、背景の色や画像も印刷されます。
チェックを入れる前に考えてほしいこと
背景を印刷すると、インクを大量に消費します。
濃い色の背景を使ったページだと、インクの減りが目に見えて早くなります。
「読めればいい」なら、背景はオフのままのほうが経済的です。デザインごと残したいときだけ入れてください。
PDFに保存してから印刷する
印刷画面で、送信先(プリンター)を「PDFに保存」に変えると、紙に出す代わりにファイルとして保存できます。
これには3つの利点があります。
| できること | 何がうれしいか |
|---|---|
| 印刷前に仕上がりを確認できる | 崩れていたら紙を無駄にせず設定を直せる |
| ファイルとして保存・共有できる | メールで送れる。あとで見返せる |
| コンビニで印刷できる | プリンターが手元になくてもよい |
崩れ方を確認したいだけなら、いきなり紙に出さずPDFで見るほうが早いです。
スマホでPDFに保存するには
次の章のコンビニ印刷は、スマホの中にPDFがあることが前提です。
スマホでも、印刷の画面からPDFとして保存できます。
| スマホ | 手順 |
|---|---|
| iPhone(Safari) | 画面下の共有ボタン →「PDFを作成」→ 保存 (見当たらなければ「プリント」→ プレビューを指で広げる → 共有 →「ファイルに保存」) |
| Android(Chrome) | 右上のメニュー →「共有」→「印刷」→ プリンター欄を「PDF形式で保存」に変える |
ボタンの名前は機種やバージョンで多少変わりますが、「共有」ボタンから入るのは共通です。
保存したPDFを次の章のアプリに登録すれば、コンビニで印刷できます。
コンビニで印刷する
プリンターがない、インクが切れた、外出先で急に必要になった。
そういうときはコンビニのコピー機が使えます。
コピー機にURLを入れて印刷、はできません
マルチコピー機の画面からWebページを直接呼び出す機能は用意されていません。
PDFにしてから持ち込むのが確実です。前の章の方法で保存しておいてください。
方法は大きく2つあります
チェーンとアプリによって、やり方が分かれます。
| 方法 | 流れ | アプリの例 |
|---|---|---|
| 事前に登録して番号で出す | 自宅や移動中にファイルを登録 → 発行された番号をコピー機に入力 | かんたんnetprint/netprint(セブン-イレブン) ネットワークプリント(ローソン・ファミリーマート・ミニストップなど) |
| 事前に設定してQRコードで出す | アプリで先にプリント設定 → QRコードがアプリに保存される → 店頭でコピー機にかざす | セブン-イレブン マルチコピー |
どちらも先に用意しておいて、店頭では番号を入れるかQRをかざすだけです。
セブン-イレブンのマルチコピーは、設定したQRコードがアプリ内に保存される(最大20件)ので、店に着いてからの操作がいちばん短くて済みます。
当社の代表も使っています
自宅にも会社にもプリンターはありますが、セブン-イレブンのマルチコピーもよく使っています。
理由は単純で、外出先で印刷できるからです。
そもそも印刷できないとき
印刷ボタンを押しても、印刷画面すら出ない。
この場合は原因が2つに分かれます。
ページ側で印刷を制限している
Webページ側で、印刷したときの中身を空にする指定ができます。
会員向けの資料や有料コンテンツで使われることがあります。
この場合、印刷画面は開くのに中身が白紙になるという出方をします。
またページ内に置かれた独自の印刷ボタンが反応しないだけ、ということもあります。その場合はブラウザの印刷(Ctrlキー+Pキー)を直接試してください。
ブラウザや拡張機能の影響
こちらのほうが多いです。
別のブラウザで同じページを開いて試してください。ChromeでだめならEdgeやSafariで、という具合です。
他のブラウザで印刷できるなら、元のブラウザの設定か、入れている拡張機能が邪魔をしています。
この切り分け方は、表示まわりのトラブル全般に使えます。ホームページが表示されないときでも同じ考え方を紹介しています。
作る側でできる印刷対策
ここからは、サイトを持っている方向けの話です。
実は、「印刷したときだけ適用されるデザイン指定」をサイトに入れておくことができます。
これを入れておくと、お客様が印刷したときの仕上がりが変わります。
| 入れておくと | 紙でどうなるか |
|---|---|
| メニューやボタンを消す | 紙に不要なものが載らない |
| 文字サイズと余白を紙向けに | 読みやすくなる |
| 横幅を紙に合わせる | 右端が切れない |
| リンクの行き先を文字で出す | 紙でもURLが分かる |
入れておく価値があるのはこういうページ
・飲食店のメニュー表/コース内容
・工務店・リフォーム業の料金表や仕様
・クリニックの問診票や持ち物の案内
・教室の時間割・年間スケジュール
・イベントの案内図・アクセス
共通しているのは「お客様が紙にして持ち歩く前提のページ」です。心当たりがあるなら、対策しておく意味があります。
逆に、会社概要やブログ記事のようなページに印刷対策まで入れる必要はありません。
印刷される前提があるページだけで十分です。
よくある質問
ホームページを印刷すると、右端が切れてしまいます。
ブラウザの印刷設定で用紙に合わせて縮小してください。多くのブラウザには「用紙に合わせる」や倍率の指定があり、そこを調整すると収まります。それでも切れる場合は、用紙の向きを横にすると入ることがあります。
背景の色や画像が印刷されません。
ブラウザは既定で背景を印刷しない設定になっています。インクの節約のためです。Chromeは詳細設定の「背景のグラフィック」、Edgeはその他の設定の「背景のグラフィックス」、SafariのMac版は「背景をプリント」にチェックを入れると印刷されます。
印刷ボタンを押しても何も起きません。
ページ側で印刷を止めている場合と、ブラウザや拡張機能の影響で止まっている場合があります。まず別のブラウザで同じページを開いて試してください。それで印刷できるなら、元のブラウザの設定か拡張機能が原因です。
コンビニでホームページを印刷できますか?
コピー機にURLを入れて直接印刷することはできません。PDFにしてから持ち込むのが確実です。いずれも先に準備しておく形で、店頭では番号を入力するかQRコードをかざすだけです。セブン-イレブンのかんたんnetprintやnetprint、ローソン・ファミリーマートなどのネットワークプリントは発行された番号を入力します。セブン-イレブン マルチコピーのアプリは、事前にプリント設定をするとQRコードがアプリに保存され、店頭でかざすだけで印刷できます。外出先でも印刷できるので、プリンターが手元にないときに便利です。
PDFに保存すると崩れるのはなぜですか?
PDFに書き出す時点で、画面用のレイアウトを紙のサイズに流し込むためです。画面では横に並んでいたものが縦になったり、途中で切れたりします。印刷用の指定がされていないサイトでは避けにくい症状です。
自分のサイトを、お客様がきれいに印刷できるようにしたいのですが。
印刷用のスタイル指定(印刷したときだけ適用されるCSS)をサイトに入れておく方法があります。メニューやボタンなど紙には不要な部分を消し、文字サイズと余白を紙向けに整えます。メニュー表や案内図のように印刷される前提のページがあるなら、入れておく価値があります。
お客様から「印刷したら崩れる」と言われました。
ブラウザの設定で直る範囲かどうかをまず確認してください。用紙に合わせる設定と背景の印刷で解決するなら、その手順を案内すれば済みます。設定では直らない場合は、サイト側に印刷用の指定を入れる作業になります。
まとめ
ホームページが印刷で崩れるのは、Webページが紙のサイズを想定していないからです。使い方の問題ではありません。
まずは「用紙に合わせる」と「背景のグラフィック」の2か所。
これで大半は形になります。プリンターが手元になければ、PDFに保存してコンビニで出せます。
そして、サイトを持っている側の話としては、印刷される前提のページがあるかどうかを一度考えてみてください。
メニュー表や料金表を紙で持ち帰るお客様がいるなら、印刷対策を入れておく価値があります。