ホームページが表示されない原因と対処法|30秒の切り分けで3つに絞る

ホームページが表示されない原因を切り分ける記事のアイキャッチ

自分の店のホームページを開いたら、出てこない。

こんにちは、三重県でホームページ制作をしているMYコンサルティングです。
この状況で怖いのは、焦って設定をあちこち触ってしまうことです。原因が分からないまま触ると、直るどころか本当に壊れます。

やることは決まっています。原因を探す前に、切り分けです。

先に結論

・まず「誰から見て表示されないのか」を確かめる。ここで原因が3つに絞れる
自分だけ見えないならキャッシュか社内ネットワーク。サイトは無事
全員見えないならドメイン・SSL・支払いの期限切れを最初に疑う
検索に出てこないだけなら別問題。サイトは動いている
Google側の不具合のこともある。触らないほうがよい場面がある

まず「誰から見て表示されないか」を切り分ける

ホームページが表示されないときの切り分けフロー。自分だけ・全員・検索に出ないの3分岐

ここを飛ばすと、関係のない設定を触って時間を溶かします。
確認は2つだけです。

30秒でできる切り分け

①スマホをWi-Fiから外して、モバイル回線で開く
 → 見えるなら、サイトは生きています。あなたの環境の問題です

②家族や知人にURLを送って、開いてもらう
 → 相手も見えないなら、サイト側の問題です

この2つで、原因は次の3つに絞れます。

状況主な原因サイトは
自分だけ見えないキャッシュ/社内ネットワーク無事
全員見えないドメイン・SSL・支払い・サーバー・設定止まっている
URLでは見えるが検索に出ないnoindex/未インデックス無事

自分だけ見えないとき

この場合、サイトは動いています。落ち着いてください。

ブラウザのキャッシュ

まず疑うのはここです。
確認はシークレットウィンドウで開くのが手早いです。
開き方はメニューからたどれます。Chromeは右上の「︙」から「新しいシークレットウィンドウ」、Edgeは右上の「…」から「新しいInPrivateウィンドウ」、iPhoneのSafariは画面右下のタブのボタンから「プライベート」を選びます。
それで正常に見えるなら、ブラウザのキャッシュか拡張機能が原因の可能性が高くなります。

誰かに確認してもらうときも、キーの組み合わせを伝えるよりシークレットウィンドウを開いてもらうほうが早いです。
キー操作はブラウザやパソコンによって違うので、電話越しでは通じないことがあります。

キャッシュの仕組みそのものはキャッシュとは?に、更新したのに反映されない場合はホームページの更新が反映されないときにまとめています。

社内のネットワークやセキュリティソフト

会社のパソコンだけ見えない、というケースがあります。
社内ネットワークのフィルタリングや、セキュリティソフトが遮断していることがあります。モバイル回線では見えるのに社内だけ見えない、という状態なら、まずここを疑ってください。

全員から見えないとき

ここからが本番です。期限があるものから順に疑うのが最短です。

原因1|ドメインの有効期限切れ

ドメインは住所です。失効すると、住所そのものが無効になります。
サイトのデータは消えていませんが、誰からもたどり着けなくなります。

自動更新にしていても止まります

見落とされがちなのが登録しているクレジットカードの有効期限です。
カードの期限が切れていると決済に失敗し、ドメインもサーバーも自動更新のはずが更新されません。

当社の代表も、個人で運営しているブログでこれをやったことがあります。自動更新のつもりでいたのに、カードの期限切れで支払いが通らず止まりました。

原因2|SSL証明書の期限切れ

SSLが切れると、ページは残っていても警告画面が先に出ます。
「この接続ではプライバシーが保護されません」という画面が、ページの手前に割り込みます。
引き返してしまう人もいますし、たどり着けても店の信用を落とします。

詳しくはSSLとは?にまとめています。

原因3|サーバーの契約・支払い

サーバー料金の支払いが止まると、契約が止まり、サイトも止まります。
こちらもドメインと同じで、カードの期限切れが引き金になります。

なお、当社が管理しているサイトでは、サーバー会社側の障害で落ちたことはありません
起きないとは言えませんが、真っ先に疑う対象ではない、と考えてください。

原因4|設定ファイルの書き損じ

サーバーの設定ファイル(.htaccess)を触った直後に見えなくなったなら、ほぼこれです。
1行の書き間違いで、そのフォルダ配下が全部エラーになります。

直前に触ったものを元に戻すのが最優先です。原因究明はその後で構いません。

原因5|ファイルの上げ間違い・転送の失敗

更新作業のあとに見えなくなった場合は、転送そのものが失敗している可能性があります。
見た目はアップロードできたように見えて、中身が空のファイルに置き換わっていることがあります。

検索に出てこないだけのとき

URLを直接開けば見えるのに、店名で検索しても出てこない。
これは「表示されない」とは別の問題で、サイトは正常に動いています

公開時のnoindexを外し忘れている

制作中は、検索結果に出ないようにnoindexという指定をかけておくのが普通です。
これを公開時に外し忘れると、いつまで経っても検索に出てきません。

実務でもよくある見落としです。ページのソースに noindex の文字が残っていないか確認してください。

まだGoogleに認識されていない

公開したばかりのサイトやページは、Googleがまだ見つけていないことがあります。
これは不具合ではなく、順番待ちのようなものです。

Search Consoleに登録すれば、たいてい解消します

Google Search Console(サーチコンソール)にサイトを登録し、サイトマップを送る。
当社の経験では、インデックス漏れの多くはこれで解消しています。個別のページも、URLを指定して登録をリクエストできます。
ただしGoogleは、リクエストしても登録を保証はしないと明言しています。

公開したら真っ先にやっておくべき作業です。

Google側の不具合という可能性

意外に知られていませんが、自分のサイトに問題がないのに表示がおかしくなることがあります。

この記事を書いている最中にも、実際に起きました。
お客様のサイトのファビコン(検索結果やタブに出る小さなアイコン)が表示されなくなった、という現象です。設定を確認しましたが、サイト側はまったく正常でした。調べていくと、Google側の表示の問題だと分かりました。

触らないほうがよい場面があります

ここで「おかしい」と思って設定を変えてしまうと、Google側が復旧したときに今度は自分が壊した状態が残ります

サイト側に問題が見つからないときは、他社のサイトでも同じ現象が起きていないかを確認してください。他でも起きているなら、こちら側の問題ではありません。

ファビコンそのものについてはファビコンとは?にまとめています。

止まらないようにするには

ここまで見てきた通り、全員から見えなくなる原因の多くは「期限切れ」です。
技術的な故障よりも、更新と支払いの管理で止まります。

期限があるもの切れるとどうなる確認の頻度
ドメイン誰からも見えなくなる年1回
SSL証明書警告画面が出る90日など短期。自動更新が回っているか
サーバー契約サイトが止まる契約に応じて
クレジットカードドメインとサーバーが同時に止まる更新時にすぐ差し替え

カードだけは性質が違います。1枚の期限切れで、ドメインもサーバーも同時に止まるからです。無料のSSLは支払いが発生しませんが、サーバー契約が止まれば一緒に止まります。
カードを再発行したら、登録しているサービス側の情報も必ず差し替えてください。

当社の月額保守では、サーバーとドメインを当社が契約し、費用も月額に含めています
お客様のカードで更新が走らないので、期限切れで突然止まるという事故がそもそも起きません。
契約内容は料金プランをご覧ください。

よくある質問

ホームページが表示されないとき、まず何を確認すればいいですか?

原因を探す前に「誰から見て表示されないのか」を確かめてください。自分だけなのか、他の人からも見えないのか、それとも検索結果に出てこないだけなのか。この3つで原因も対処もまったく変わります。スマホのモバイル回線から見る、家族や知人に見てもらう、この2つで切り分けられます。

自分だけ見えない場合はどうすればいいですか?

ブラウザのキャッシュか、社内のネットワーク側が原因であることがほとんどです。シークレットウィンドウで開いてみて、正常に見えるならブラウザのキャッシュか拡張機能の可能性が高いです。スマホのモバイル回線で見えるのに社内のパソコンだけ見えない場合は、社内のネットワークやセキュリティソフトが遮断している可能性があります。

ドメインやSSLの期限切れでも表示されなくなりますか?

なります。ドメインが失効すると住所そのものが無効になるため、誰からも見えなくなります。SSL証明書が切れた場合は、ページは残っていても警告画面が先に割り込み、引き返してしまう人もいます。どちらも自動更新にしていても、登録しているクレジットカードの有効期限が切れていると決済に失敗して止まります。

検索してもホームページが出てこないのは、表示されないのと同じですか?

別の問題です。URLを直接開けば見えるのに検索結果に出てこない場合、サイトは動いています。公開時のnoindex設定を外し忘れているか、まだGoogleに認識されていないかのどちらかが多く、当社の経験ではSearch Consoleに登録して申請すれば大体は解消します。

Google側の不具合ということはありますか?

あります。当社でも、お客様のサイトのファビコンが表示されなくなったことがありましたが、調べるとサイト側は正常で、Google側の表示の問題でした。自分のサイトを疑って設定を触り回す前に、他社のサイトでも同じ現象が起きていないかを確認してください。触らないほうがよい場面もあります。

表示されなくなるのを防ぐ方法はありますか?

期限があるものを把握しておくことです。ドメイン、SSL、サーバー、そしてそれらの支払いに使っているクレジットカード。この4つの期限をカレンダーに入れておくだけで、突然止まる事故はかなり減らせます。当社の月額保守では、サーバーとドメインを当社が契約して費用も月額に含めているため、この事故自体が起きません。

ページが真っ白なまま、何も表示されません。

真っ白は「つながってはいるが、中身が出せていない」状態です。直前に更新や設定変更をしたなら、それを元に戻すのが最優先です。WordPressで作られたサイトの場合、プラグインやテーマのエラーで真っ白になることが多く、管理画面にも入れないなら制作会社かサーバー会社に連絡してください。

Wixで作ったホームページが表示されません。

Wixのような作成サービスでは、自分でサーバーを管理していない分、原因はサービス側の障害か、有料プラン・独自ドメインの更新切れに絞られます。まずWixの障害情報(ステータスページ)を確認し、問題がなければ契約状況と、支払いに登録しているクレジットカードの有効期限を確認してください。

Safariでだけ表示されません。

他のブラウザで見えるならサイトは無事です。Safariのキャッシュか、コンテンツブロッカー(広告ブロックのアプリ)が原因のことが多いので、プライベートブラウズで開いて切り分けてください。長くアップデートしていないiPhoneでは、新しい暗号化の仕様に対応できず表示できない場合もあります。

お名前ドットコムからメールが届いていました。関係ありますか?

大いにあります。ドメイン登録情報の確認(Whois情報認証)のメールを放置すると、お名前.comの場合は送信日から10日後に強制的に利用制限がかかり、サイトだけでなくそのドメインのメール送受信まで止まります。件名に「認証」「更新」「情報」とあるメールは必ず開いて、案内に従ってください。

なお「見えるけれど、スマホだと読みにくい・押しにくい」という場合は、表示の問題ではなくスマホ最適化の話になります。

まとめ

ホームページが表示されないとき、いちばんやってはいけないのは原因が分からないまま設定を触ることです。

まず切り分けてください。
自分だけ見えないならサイトは無事。全員見えないなら期限切れから疑う。検索に出ないだけなら、それは別の問題です。

そして、自分のサイトが悪いとは限りません
Google側の問題であることも実際にあります。サイト側に異常が見つからないときは、手を止めて様子を見るのも正しい判断です。

関連する記事として、画像が表示されないとき更新が反映されないときもあわせてご覧ください。

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