ブログ13本が1本もインデックスされていませんでした|Search Consoleで確認したことと、3つの対策後の変化

検索結果の画面に自分のサイトが1件も出てこず、困っている人のイラスト

先に結論を書きます。

当社のコーポレートブログは、13本書いて1本もGoogleに登録されていませんでした。
確認した7項目では、技術的な不備は見つかりませんでした。内部リンクとサイトマップを手当てしたところ状態が動きましたが、3つを同時にやったので、どれが効いたかは切り分けられていません。

こんにちは。
三重県でホームページ制作をしているMYコンサルティング株式会社、代表の宮本です。
当社は自社の業務をAIで回していて、この調査もすべてClaude Codeにやらせています。

2026年9月15日、アクセス解析を見ていて気づきました。
公開したばかりの無料ツールには人が来ているのに、同じ日に出した記事だけ表示回数がゼロだったのです。

調べたら、その記事だけの話ではありませんでした。

13本中、インデックス済みはゼロだった

Search ConsoleのURL検査APIで、ブログ13本をまとめて確認しました。
結果がこれです。

そしてブログ一覧ページ自体も「検出 - インデックス未登録」でした。
入口が読まれていないのだから、その先の記事が読まれるはずもありません。

比較のために、同じドメインで運用しているホームページ事業のブログも12ページ抜き取って調べました。
こちらは6本が登録済みでした。同じドメインなのに、片方だけが落ちていたことになります。

まず技術面を全部疑って、全部外れた

インデックスされないと聞いて、最初に思い浮かぶのは技術的な不備だと思います。
私もそう思って、順に潰していきました。

状態本数意味
送信して登録されました0本インデックス済み
検出 - インデックス未登録8本URLは検出済み。まだクロールされていない
URLがGoogleに認識されていません5本このレポートでは情報が確認できない

全部シロでした。
ここで手が止まりかけたのですが、Search Consoleの表示をもう一度よく見ると、答えが書いてありました。

原因は「参照元ページが検出されませんでした」

URL検査の結果に、こう書いてありました。

サイトマップ 参照元サイトマップが検出されませんでした
参照元ページ 検出されませんでした

参照元ページは、GoogleがそのURLを見つけた経路を示す欄です。
ただしここが空欄でも、リンクが存在しないとは限りません。このレポートで参照情報を確認できない、という意味にとどまります。表示される参照元も、直接のリンク元とは限りません。

そこで、サイト内のリンクを自分で数えました。
当社のブログ記事へのリンクは、ブログ一覧ページからの1本だけでした。
そしてその一覧ページが、まだクロールされていませんでした。

つまりこういう状態です。

記事 ← 一覧ページ(未クロール)← トップページ

トップからのリンクは通っているのに、一覧がクロールされないまま止まっていました。
途中が動いていないので、その先まで進んでいないという状態です。

sitemapにも載っていたのに、なぜ拾われなかったのか。
これもSearch Consoleに答えがありました。最終読み込み日時が9月8日だったのです。

記事を公開したのは9月10日です。
Googleが持っているsitemapは、記事が載る前の版でした。
サーバーに置いただけでは、取りに来てもらえるとは限りません。

なぜ、もう片方は無事だったのか

同じドメインなのに、ホームページ事業側のブログは半分が登録済みでした。
違いは3つありました。

疑ったこと結果
noindexが入っている入っていない
robots.txtでブロックしているしていない
canonicalが別ページを指している正しく自分を指している
ページが表示されない(404や500)すべて200で正常
X-Robots-Tagヘッダーで止めている出していない
Googlebotにだけ配信していないGooglebotのユーザーエージェントでも通常どおり返る
sitemapに載っていない13本すべて載っている。エラー0

ホームページ事業側は、記事とツールが互いにリンクし合っていました。
道が何本もあるので、どこかが詰まっても別の経路で届きます。

一方コーポレートブログは、道が1本しかなく、その1本が詰まっていました。

クロールは「されて当たり前」ではありません。
Googleは1つのサイトに割く手間を決めていて、その中で優先順位をつけます。
当社の場合、更新が多く被リンクもある事業ブログ側に手間が寄り、孤立していたコーポレートブログは後回しにされ続けていたと見ています。

Search Consoleの状態表示は、意味が全部違います

ここで一度、用語を整理しておきます。
同じ「インデックスされていない」でも、Googleがどこまで進んでいるかで表示が変わります。これを読み違えると、対策も外れます。

コーポレートブログホームページ事業ブログ
記事数13本42本
sitemapの最終取得9月8日9月13日
記事への内部リンク一覧からの1本だけ記事同士・ツールから多数

当社の13本は、上の2つに固まっていました。
まだクロールされていない段階だったということです。

「検出 - インデックス未登録」は、まだクロールされていない状態です。
この表示だけでは原因を特定できないので、リライトに入る前にサーバーの応答・内部リンク・サイトマップを先に確認したほうがよいと思います。
なお、この表示に対してGoogleは再クロールのリクエストは不要だと案内しています。

なお「検出」から「クロール済み」に進んだからといって、必ず登録されるわけではありません。
当社の記事も、1本は現在この段階です。
Googleは「今後インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります」と説明しており、理由は示されていません。

その日のうちにやった3つのこと

1|読まれている場所からリンクを張る

ホームページ事業側のトップ・ブログ一覧・ツール一覧の3ページから、コーポレートブログへのリンクを張りました。
この3ページは、いずれもすでにインデックスされてクロールが回っている場所です。

大事なのは本数よりどこから張るかです。
読まれていないページから100本張っても、1本も伝わりません。

2|sitemapを再送信する

Search Consoleのサイトマップ画面で、同じURLをもう一度送信しました。
Googleはサイトマップの送信をヒントとして扱い、取得やクロールを保証していません。ただ当社の場合は、再送信後に最終読み込み日が更新されました。

3|インデックス登録をリクエストする

URL検査から、ブログ一覧と主要な記事3本をリクエストしました。
1本あたり2〜3分かかるので、全部ではなく一覧ページを最優先にしています。

一覧ページがクロールされれば、そこから記事へのリンクが見つかる可能性があるためです。
ただし、各記事がクロールされるか登録されるかは別の話なので、あとで1本ずつ確認する必要があります。

数十分で、状況が動きました

対策を終えてから、同じAPIでもう一度確認しました。
作業から1時間も経っていません。

表示Googleの状態やること
URLがGoogleに認識されていませんこのレポートで情報を確認できないリンクとサイトマップを確認する
検出 - インデックス未登録検出済み。まだクロールされていない。Googleは理由として「サイトへの過負荷が予想されたためクロールを再スケジュールした場合」を挙げているサーバーの応答・内部リンク・サイトマップを確認する
クロール済み - インデックス未登録クロール済み・未登録。Googleは理由を明示していない。今後登録される場合も、されない場合もある再リクエストは不要。内容と重複を見直す
送信して登録されましたインデックス済み検索結果に表示される可能性がある(表示が保証されるわけではない)

表の「記事13本の内訳」は記事だけの数字で、一覧ページはこれとは別に登録されました。

ここは正直に書いておきます。どれが効いたのかは切り分けられていません。
3つを同時にやったためです。本来は1つずつ試すべきですが、13本すべてが未登録という状況で悠長なことはしていられませんでした。
「こうすれば直る」と言える結果ではありません。同じ状況で試す価値のある3つ、という程度に受け取ってください。

同じことが起きていないか、確かめる方法

自社のブログで同じ状態になっていないか、3分で確認できます。

手順1|Search ConsoleでURLを検査する

Search Consoleの上部にある検索窓に、記事のURLを貼って実行します。
見るのはこの2行です。

サイトマップ ← 何も出ていなければ、sitemapから見つけられていない
参照元ページ ← 「検出されませんでした」なら、リンクが1本もない

空欄でもリンクが無いと決まったわけではありません。このレポートでは分からない、という意味です。
だからこの後の手順で、リンクを自分で数えます。

手順2|sitemapの最終読み込み日を見る

Search Consoleの「サイトマップ」を開いて、最終読み込み日時を確認してください。
直近の記事公開日より前で止まっていたら、Googleが持っているのは古い版だということになります。

手順3|その記事へのリンクを数える

自分のサイトの中で、その記事へリンクしているページが何枚あるか数えます。
本数だけで良し悪しは決まりませんが、1枚しかない場合、その1枚がクロールされないと先に進みません。
当社はこの状態でした。

「書いたのに順位が上がらない」の前に、載っているかを見てください。
順位の話は、インデックスされて初めて成立します。
当社は13本書いた時点でここに気づきました。もっと早く見るべきでした。

記事を書くことと、届けることは別の作業です

今回いちばん反省しているのは、書いて公開した時点で仕事が終わったつもりになっていたことです。

公開作業はきちんとやっていました。
sitemapに追加して、IndexNowも送って、記事の中身も2段階でレビューしていました。
それでも読まれる道を作っていなかったので、1本も届いていませんでした。

新しいサイトや、新しく始めたブログでは特に起きやすいと思います。
外からのリンクが少ないうちは、サイトの中の道がそのまま生命線になるためです。

当社では今回の件を受けて、記事を公開したら「どこからリンクを張るか」まで含めて1つの作業と決めました。

AIに任せてよかった部分

この調査は、すべてClaude Codeにやらせています。

Search ConsoleのURL検査は、画面から1本ずつ調べると1件あたり10秒ほどかかります。
13本なら手作業でもできますが、比較のために事業ブログ側も12本調べたので、合計25本です。

APIを叩かせれば、この25本が1回で出ます。
そして2つのブログの登録状況に、どれだけ差があるかを数字で比べられました。
これが無ければ、原因がクロール導線だとは気づけなかったと思います。

逆に、AIに任せて危なかった部分もあります。
調査の途中で「フォームのメールが届いていない」と誤った報告を受けました。
Gmailの検索条件が悪くて0件になっていただけで、実際には全部届いていたのです。

0件という結果は、無いことの証明にはなりません。
道具の使い方が間違っていても0件になります。
AIに調べさせるときは、「見つからなかった」を「存在しない」と読み替えないことが大事だと痛感しました。

よくある質問

「検出 - インデックス未登録」と表示されます。記事を書き直すべきですか?

リライトの前に確認することがあります。検出はまだクロールされていない状態で、Googleは理由として「サイトへの過負荷が予想されたためクロールを再スケジュールした場合」を挙げています。この表示だけでは原因は特定できないので、サーバーの応答・内部リンク・サイトマップを先に確認してください。なおGoogleは、この状態で再クロールをリクエストする必要はないとしています。

sitemapに載せているのに、インデックスされません。なぜですか?

Googleがsitemapを取りに来た日を確認してください。Search Consoleのサイトマップ画面に最終読み込み日時が出ます。その日付が記事の公開日より前なら、Googleが持っているのは記事の載っていない古い版だということになります。同じURLを再送信して取得を促せますが、Googleはサイトマップをヒントとして扱っており、取得は保証されません。当社の場合は再送信後に日付が更新されました。

インデックス登録のリクエストは、全記事に出したほうがいいですか?

入口になるページを優先してください。一覧ページがクロールされれば、そこから記事へのリンクが見つかる可能性があります。1本あたり2〜3分かかるので、全記事に出すより一覧ページを先にするほうが効率がよいと思います。ただし各記事が登録されるかは別なので、あとで1本ずつ確認してください。

内部リンクは何本張ればいいですか?

本数より、どこから張るかだと考えています。クロールされているページから張るほうが、見つけてもらえる可能性が高くなります。当社は一覧からの1本だけで、その一覧がクロールされていませんでした。

Claude Codeを実務でどう使っているかは、別の記事に書いています。
AI社員として働かせた実録auto modeの使いどころスマホからリモートで動かす方法、 そしてAI検索での見え方を調べた LLMO診断 です。

まとめ

ブログがインデックスされないとき、真っ先に疑われるのは技術的な不備です。
当社の場合は確認した7項目では見つかりませんでした。そこで導線を疑い、手当てをしたら状態が動きました。

確認する順番

1|URL検査で「参照元ページ」を見る。空欄ならリンクが無い
2|sitemapの最終読み込み日が、記事公開日より後か確認する
3|その記事へのリンクが、サイト内に何本あるか数える

そのうえで打った手が、クロールされているページからリンクを張ることです。
本数より、どこから張るかを見たほうがよいと思います。

当社はホームページ制作とAI活用の支援をしています。
自社でも同じ失敗をしているので、きれいごとは書けません。
ただ気づける仕組みを持っているかどうかで、失う時間はまったく変わります。

今回は公開から5日で気づけました。
見ていなければ、半年気づかなかったかもしれません。

対策前対策後
sitemapの最終取得9月8日9月15日
ブログ一覧検出・未登録登録されました
記事(Claude in Excel)認識されていない登録されました
記事(GPT-6 Astra)検出・未登録クロール済み
記事13本の内訳登録0 / 検出8 / 未認識5登録1 / クロール済1 / 検出9 / 未認識2