閉店・廃業のお知らせ文例10選|サイトとネット情報の畳み方まで

閉店・廃業のお知らせ文例を紹介する記事のアイキャッチ

店を閉めることが決まった。
長く通ってくださったお客様に、どう伝えればいいのか。そしてホームページやGoogleマップはどうすればいいのか。

こんにちは、三重県でホームページ制作をしているMYコンサルティングです。
制作会社という立場上、開業のお手伝いだけでなく、店じまいのご相談をいただくこともあります。決して明るい話ではありませんが、最後まで丁寧に締めくくることは、これまで来てくださったお客様への礼儀だと考えています。

この記事では文例を10本と、検索してもほとんど出てこない「閉店後にサイトとネット上の情報をどう畳むか」をまとめました。ここは制作会社にしか書けない部分だと思います。

先に結論

・告知は1〜2か月前。常連の方が最後に来られる時間を作る
・理由は簡潔に。長く書くほど言い訳のように読まれます
Googleマップは「閉業」に設定。忘れると地図に残り続けてお客様が来ます
ドメインは急いで手放さない。第三者に取得されると別のサイトになります

店舗の閉店(文例1〜5)

文例1|店頭の貼り紙(閉店前)

【大きく】◯月◯日(◯)をもちまして閉店いたします

【小さく】長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
最終営業日まで、いつもどおり営業しております。
最後にぜひお立ち寄りください。 ◯◯

文例2|サイトのお知らせ欄(閉店前)

閉店のお知らせ

いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、◯月◯日(◯)の営業をもちまして閉店させていただくこととなりました。

◯年◯月の開店以来、◯年にわたり営業を続けてこられましたのは、ひとえに皆様のおかげでございます。
最終営業日まで通常どおり営業いたしますので、最後にお顔を見せていただけましたら幸いです。

これまで本当にありがとうございました。

文例3|サイトのお知らせ欄(閉店後に残す文)

閉店したあと、しばらくサイトに残しておく文です。検索してたどり着いた方に事情が伝わります。

閉店のご挨拶

◯◯は、◯月◯日をもちまして閉店いたしました。

◯年間にわたり多くのお客様に支えていただきましたこと、心より感謝申し上げます。
長い間、本当にありがとうございました。

◯◯ 店主 ◯◯

文例4|移転をともなう閉店

この場合は「閉店」より「移転」を主役にしてください。読む人にとっては、終わりではなく続きの話です。

移転のため一時閉店いたします

いつもありがとうございます。
◯月◯日(◯)の営業をもちまして、現在の店舗での営業を終了いたします。

◯月◯日(◯)より、◯◯市◯◯町にて新たに営業を開始いたします。
場所は変わりますが、これまでと変わらぬ味とサービスでお待ちしております。

文例5|個人経営・小規模店(やわらかい文面)

お知らせ

突然のお知らせになりますが、◯月◯日で◯◯を閉めることにしました。

◯年間、たくさんのお客様に来ていただきました。
こんなに長く続けてこられるとは思っていませんでした。本当にありがとうございました。

最終日まで、いつもどおりやっています。よかったら顔を出してください。

取引先・廃業(文例6〜8)

文例6|取引先へのメール

件名:閉店のお知らせとこれまでの御礼(◯◯)

株式会社△△
◯◯様

いつも大変お世話になっております。◯◯の◯◯でございます。

このたび、◯月◯日をもちまして当店を閉店することとなりました。

長きにわたりお取引いただきましたこと、心より御礼申し上げます。
つきましては、お取引の精算につきまして改めてご相談させていただきたく存じます。
ご都合のよい日時をお知らせいただけますでしょうか。

最後になりましたが、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

文例7|廃業の挨拶状

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さてこのたび、諸般の事情により◯月◯日をもちまして廃業いたすこととなりました。
創業以来◯年の長きにわたり、皆様のお引き立てを賜りましたこと、深く感謝申し上げます。

なお、業務の引き継ぎにつきましては別途ご案内申し上げます。
略儀ながら書中をもちまして御礼かたがたご挨拶申し上げます。 謹白

文例8|後継・引き継ぎ先がある場合

閉店と業務引き継ぎのお知らせ

◯月◯日をもちまして当店は閉店いたします。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。

なお、閉店後のご用命につきましては、◯◯(◯◯市◯◯町・電話◯◯◯-◯◯◯-◯◯◯◯)にて承っていただけることとなりました。
同店は当店と長くお付き合いのある店舗です。引き続きご利用いただけますと幸いです。

SNS・短文(文例9〜10)

文例9|Instagram・X

◯月◯日で閉店します。

◯年間、本当にたくさんの方に来ていただきました。
最終日まで営業しています。最後にお会いできたらうれしいです。

ありがとうございました。

文例10|Googleビジネスプロフィールの投稿

◯月◯日(◯)の営業をもちまして閉店いたします。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。最終営業日まで通常どおり営業しております。

書くときに気をつけること

理由は簡潔に

「諸般の事情により」で十分です。
差し支えなければ「店主の体調のため」「建物の老朽化にともない」など一言添えると納得されやすくなりますが、詳しく書くほど言い訳のように読まれることがあります。短く、事実だけを。

感謝を主役にする

閉店のお知らせで読む人の心に残るのは、日付でも理由でもなく感謝の言葉です。
「◯年間ありがとうございました」の一文があるかないかで、受け取られ方がまったく変わります。

最終営業日まで営業していることを書く

意外と抜けやすい情報です。「閉店します」とだけ書かれていると、お客様はもう閉まっていると思って来なくなります
最後に来たいと思っている方のために、いつまで開いているかを必ず明記してください。

閉店後、サイトとネット情報をどう畳むか

ここからが、他ではあまり語られない部分です。

閉店後にホームページとネット上の情報を畳む手順

1. Googleマップを「閉業」にする(最優先)

これを忘れると、地図に残り続けます

Googleビジネスプロフィールで「完全に閉業しました」に設定してください。
設定しないままだと、地図には営業中のまま表示されます。閉店を知らないお客様が来てしまいますし、口コミも付き続けます。「行ったら閉まっていた」という低評価が最後に残るのは、あまりに惜しいことです。

移転の場合は閉業にせず、住所を編集してください。閉業にすると口コミが引き継げなくなります。

2. サイトはすぐ消さず、閉店のお知らせだけ残す

いきなり消してしまうと、検索してきた方は何が起きたのか分からないままになります。

おすすめは、トップページを「閉店のご挨拶」1枚に差し替えて数か月残す方法です。文例3がそのまま使えます。
長く通ってくださったお客様にとって、最後の挨拶を受け取る場所になります。

3. ドメインは急いで手放さない

手放すと第三者が取得できます

ドメインを解約すると、一定期間の後に誰でも取得できる状態になります。
以前の店名で検索した方が、まったく無関係のサイトにたどり着くことがあります。かつての屋号が別の用途で使われるのは、気持ちのいいものではありません。

また、そのドメインでメールアドレスを使っていた場合、解約するとメールも受け取れなくなります。取引先とのやり取り、各種サービスの登録、銀行やクレジットカードの連絡先に使っていないか、必ず確認してから判断してください。

費用は年に数千円程度です。急いで手放す理由がなければ、1〜2年は維持しておくほうが安全です。

4. 写真とデータを手元に残す

サイトを閉じる前に、掲載していた写真を手元にダウンロードしておいてください。

店内の写真、商品の写真、お客様と撮った写真。サーバーを解約すると同時に消えてしまいます。長年の記録が残るのはそこだけ、という場合もあります。
お問い合わせフォームから届いたメールや顧客情報も、必要な範囲で保存し、不要なものは適切に処分してください。

5. 各種ポータルサイトの掲載も止める

食べログ、ホットペッパー、エキテンなど、掲載しているサイトがあれば閉店の連絡をしてください。
これらは自分のサイトを消しても残り続けます。「まだやっていると思った」という誤解の多くは、ここから生まれます。

よくある質問

閉店のお知らせはいつ出すのがいいですか?

店舗の場合は閉店の1か月から2か月前が目安です。常連のお客様が最後に来店する時間を作れます。取引先には、精算や返品の段取りがあるため早めに伝えてください。事情によって直前や事後になる場合もありますが、その場合も必ず何らかの形で告知してください。何も知らせずに閉まっていると、お客様の記憶に残る最後の印象が悪くなります。

閉店の理由は書いたほうがいいですか?

簡潔に書くのがおすすめです。「諸般の事情により」でも構いませんし、「店主の体調のため」「建物の老朽化にともない」など差し支えない範囲で書くと納得されやすくなります。詳しく書く必要はありません。長く書くほど言い訳のように読まれることもあります。

閉店したらホームページはすぐ消すべきですか?

すぐには消さないことをおすすめします。少なくとも数か月は「閉店のお知らせ」だけを残しておくと、検索してきた方に事情が伝わります。いきなり消すと、お客様は「なぜ見られないのか」が分からないまま終わります。長年のお客様がいる場合は、感謝を伝える最後の場になります。

Googleマップの情報はどうすればいいですか?

Googleビジネスプロフィールで「閉業」に設定してください。これを忘れると地図に営業中のまま残り、お客様が来てしまいます。口コミも付き続けます。一時的な休業ではなく完全に閉じる場合は「完全に閉業しました」を選びます。移転する場合は閉業にせず住所を編集してください。

ドメインは解約しても大丈夫ですか?

急いで解約しないでください。ドメインは手放すと第三者が取得できるようになります。以前の店名で検索した方が、まったく無関係のサイトにたどり着くことがあります。また、そのドメインでメールを使っていた場合、解約するとメールも受け取れなくなります。取引先とのやり取りや各種サービスの登録が残っていないか確認してから判断してください。

廃業と閉店は違うものですか?

店舗を閉じることを閉店、事業そのものをやめることを廃業と呼ぶのが一般的です。複数店舗のうち1店だけ閉じるなら閉店、法人を解散したり個人事業を終えたりする場合は廃業です。廃業の場合は税務署への廃業届など手続きが伴うため、税理士に相談してください。

まとめ

閉店のお知らせで大切なのは、日付と感謝、そして最終営業日まで開いていることを伝えることです。理由は簡潔で構いません。

そして閉めたあとの作業として、Googleマップを閉業にするサイトは挨拶を残して数か月置くドメインは急いで手放さない。この3つを覚えておいてください。とくにGoogleマップは、忘れると閉店後もお客様を呼び続けてしまいます。

ほかのお知らせ文例は、移転のお知らせ文例10選休業のお知らせ文例12選開設のお知らせ例文15選にまとめています。

当社では、閉店にともなうサイトの整理もお手伝いしています。
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