ホームページ用の写真撮影|自分で撮るか頼むか、枚数とスマホのコツ

窓際の明るい光の中で、スマホを構えて料理の写真を撮る手元

「ホームページに載せる写真、自分のスマホで撮ったものでいいの?」
制作会社から写真を用意してくださいと言われて、何を何枚撮ればいいのか分からず手が止まっている方は少なくありません。

先に結論です。お店のホームページの写真は、スマホで自分で撮っても十分に使えます。
最初に撮るのは3つです。
①お店の顔になる写真(看板商品か、店内でいちばんいい場所)②看板商品を1つずつ ③外観と入口。
この3つがそろうと、ホームページの印象がはっきりします。
撮り方は、晴れた日の昼間に窓の光で、スマホを横向きにして、主役の周りに余白を残すこと。
同じ場面を角度を変えて3枚ずつ撮っておきます。
撮ったら縮めずに、そのままのデータで送ります。
許可のない他人の写真やネットで拾った画像は使わず、お客様の顔・車のナンバー・表札が写り込んでいないかを、送る前に確かめてください。

こんにちは。
三重県でホームページ制作をしているMYコンサルティング株式会社、代表の宮本です。

当社は制作の途中で、お店の写真をお客様から受け取って差し替えています。
この記事では、どんな写真が何枚要るのか、スマホで撮るときのコツ、使ってはいけない写真、プロに頼むときの準備を、写真を受け取る側の目線で書きます。

自分で撮るか、頼むか

最初に決めるのは、全部を自分で撮るか、一部をプロに頼むかです。
どちらが正解というものではなく、写真に何を求めるかで選びます。

自分で撮るプロに頼む
費用かからない撮影料と出張費がかかる
撮れる時期いつでも、何度でも撮り直せる日程を決めて、その日にまとめて撮る
仕上がりコツを押さえれば十分に使える光や構図が整い、印象がそろう
向いている写真メニュー・商品・季節の入れ替え・日々のお知らせトップページのメイン写真・店内全体・人物

お店のホームページでは、メインの1枚と店内だけプロに頼み、メニューや商品は自分で撮るという分け方がしやすいです。
商品やメニューは入れ替わるので、自分で撮れるようにしておくと、公開後の更新も止まりません。

ページ別に、要る写真と枚数の目安

写真は「とりあえずたくさん」より、どのページのどこに使うかを先に決めると、撮り漏れが減ります。
下の表は、5ページ前後のお店のホームページを想定した目安です。

ページ要る写真枚数の目安
トップページメインの写真(開いてすぐ見える大きな写真)、看板商品、店内の雰囲気3〜6枚
メニュー・商品・サービス主な商品やメニュー1つずつ、施術や作業の様子載せる品数ぶん
お店について外観、店内、作業場や道具、店主やスタッフ(出す場合)3〜5枚
アクセス外観(遠くから見た目印になるもの)、入口、駐車場2〜3枚
お問い合わせ・予約なくてもよい。入れるなら店内か入口0〜1枚

合わせると、5ページのホームページで15〜25枚ほどが目安です。
1ページにまとめる型なら、メイン・商品・店内・外観で8〜12枚ほどが目安になります。
どちらも準備の目安で、商品の数や、同じ写真を何か所で使うかによって変わります。
どのページを作るかはホームページに必要なページと構成にまとめています。

業種別に、先に撮りたい写真

業種によって、お客様が見たい写真は違います。
迷ったら、来店前のお客様が不安に思うことを写真で答える、と考えてください。

業種先に撮りたい写真お客様が知りたいこと
飲食店看板メニュー、席の様子、外観と入口何が食べられるか、入りやすいか
美容室・サロン施術席、仕上がりのスタイル、受付まわりどんな雰囲気か、清潔か
小売・物販商品の一覧、売り場、手に取った大きさが分かる写真何が置いてあるか
工務店・外構施工後の写真、施工中の様子、使う道具や材料どんな仕事をするか、丁寧か
教室・スクール教室の中、教材、レッスンの様子(顔が写らない角度)どんな場所で何を習うか

表にない業種は、右の「お客様が知りたいこと」の列から逆に考えてください。

コピーして使える撮影リスト

スマホのメモに貼って、撮れたものに印を付けてください。
5ページ前後のお店を想定しています。
1ページの型なら【1】と【2】だけで足ります。

【1】最初の3つ
□ お店の顔になる写真(横向き・余白多め・主役は真ん中)
□ 看板商品・看板メニュー(1つずつ・横向き)
□ 外観と入口(少し離れて・建物が傾かない高さで)

【2】商品・メニュー・サービス
□ 載せる品を1つずつ(窓の近く・横から光)
□ 作業や施術の様子(顔が写らない角度)

【3】お店について
□ 店内全体(開店前か閉店後に)
□ 作業場・道具・材料
□ 店主・スタッフ(出す場合。窓を正面に、胸から上)

【4】アクセス
□ 遠くから見た外観(目印になるもの)
□ 駐車場

送る前の確認
□ お客様の顔・通行人が写っていない
□ 車のナンバー・表札・隣の家が写っていない
□ 同じ場面を3枚ずつ撮ってある
□ 縮めずにそのまま送る

ホームページ用写真の撮り方|スマホで撮るコツ

今のスマホのカメラは、ホームページに載せるには十分な性能があります。
差が出るのは機種より、光と構図です。

コツやり方
明るい時間に撮る晴れた日の昼間に撮る。暗い写真は後から明るくすると色がにごる
窓の光を使う商品やメニューは窓の近くに置き、横から光が当たる位置で撮る。天井の照明だけだと影が真下に落ちる
フラッシュは使わないテカリと強い影が出る。暗いときは場所を変える
水平をそろえる画面に「グリッド(線)」を出して、床や棚の線に合わせる。iPhoneは「設定」アプリ →「カメラ」→「グリッド」をオン。Androidはカメラアプリの設定の中にあり、名前は機種で違う。外観は少し離れて、建物が傾かない高さで撮る
周りに余白を残す主役を画面いっぱいにせず、少し引いて撮る。後から切り取れる
ズームで拡大しない倍率を上げすぎると(デジタルズーム)画質が落ちやすい。自分が近づいて撮る
レンズを拭く指の跡があると全体がぼやける。撮る前に柔らかい布でひと拭き

横向きと縦向きは、使う場所で決める

ホームページの写真は横長で使うことが多いので、迷ったら横向きで撮ります。
商品の単品は、縦向きも1枚ずつ撮っておくと安心です。

メインの写真は、横長で余白を多めに

トップページを開いてすぐ見える大きな写真は、上に店名やひと言を重ねることがあります。
そのため、横向きで、主役の周りに空や壁などの何もない部分を多めに残すと使いやすくなります。
スマホでは同じ写真の左右が切り取られて、真ん中だけが映ることがあります。
主役は画面の真ん中寄りに置いてください。
最初の画面の作り方はファーストビューとはで詳しく書いています。

撮ってはいけない・使ってはいけない写真

気をつけるもの理由どうするか
お客様や通行人の顔本人の了解なく載せると、肖像権(みだりに顔などを撮影・公開されない権利)の問題になることがある開店前や閉店後に撮る。写り込んだら顔が分からないようにぼかすか、使わない
他人が撮った写真・ネットで拾った画像写真の著作権は、原則として撮った人にある。無断で載せると著作権の侵害になるおそれがある自分で撮る。人の写真を使うなら、権利を持つ人の許可を書面やメールで残す
車のナンバー・表札持ち主や住んでいる人が分かってしまう写らない角度で撮るか、ぼかしてから載せる
隣の家や周りの建物施工写真などで、場所が特定される手がかりになる周りが入らない範囲で切り取るか、ぼかす
スタッフの顔辞めた後も写真が残る載せる前に本人の了解を取る。辞めたときに差し替えると決めておく

当社でも、施工写真などを載せるときは、表札・周りの建物・道路・車のナンバーをぼかしてから載せています。
写真の主役ではない部分ほど、見落としやすいからです。

著作権や肖像権の考え方は、文化庁の「他人の肖像や著作物は含まれていませんか?」でも一般向けに説明されています。
判断に迷う写真は、使わないほうが安全です。
また、スマホの写真には、撮った場所の位置情報が記録されていることがあります。
自宅で撮ったJPEGの写真なら、写真の位置情報チェックで確かめられます。
見つからなくても情報がないとは限らないので、自分で載せる写真は、ツールで付帯情報を消して書き出したものを使うと確実です。

プロに頼むときの頼み方と準備

プロに頼むときは、当日までの準備で仕上がりが変わります。
カメラマンは写真のプロですが、お店のことや、どのページに使うかまでは知りません。

準備中身
撮影リストを作る「トップのメイン写真」「看板メニュー3品」「外観」のように、撮るものと使う場所を書き出す
イメージに近い写真を見せる好きなお店のホームページや雑誌を2〜3つ。「明るめ」「落ち着いた感じ」と言葉で伝えるより早い
お店を整える掃除、商品やメニューの用意、生花の手配。料理は撮る時間に合わせて作る
スタッフに伝える撮る日と、顔が写るかどうか。写りたくない人の希望を先に聞く
使える範囲を確かめるホームページ以外(チラシ・SNS・Googleマップ)にも使えるか、何年使えるか

最後の行は、契約の前に必ず聞いてください。
依頼して撮ってもらった写真でも、取り決めがなければ著作権は撮った人に残るのが原則です。
どこまで使ってよいかを、見積もりや契約書に書いてもらいましょう。

当社は、オプションで出張撮影にも対応しています(内容は料金ページ)。
何を撮るか整理するところから相談したい方は、お問い合わせからどうぞ。

フリー素材を使うときの注意

フリー素材は、無料で使える写真を集めたサイトの写真です。
自分で撮れないものを補うのに便利ですが、使う前に確かめることがあります。

確かめること理由
利用規約「フリー」は無料という意味で、何に使ってもよいとは限らない。商用で使えるか、加工してよいかはサイトごとに違う
クレジット表記撮った人の名前やサイト名の表記を求める素材もある
人物が写った素材写っている人の印象を悪くする使い方を禁止している規約がある
ほかのお店とかぶる人気の写真は、同業のお店や広告でも使われていることがある

いちばん気をつけたいのは、フリー素材の料理や店内を、自分のお店のものに見える形で載せないことです。
来店したお客様が写真との違いに気づくと、お店への信頼が下がります。
フリー素材は、空・街並み・手元・道具のような、お店の中身を表さない場面に使うのが無難です。

写真がそろわないときと、送り方

当社の無料デモは、写真がなくてもフリー素材で形にします。
お店の写真は、本番の作り込みの段階で渡してもらい、差し替えます。
まずは冒頭の3つから撮ってください。
依頼から公開までの全体はホームページ制作の流れにまとめています。

写真を送るときは、撮ったそのままのデータで送ってください。
当社へは、メールに5枚ほどずつ添付して、件名に「写真①」「写真②」と番号を付けてもらうと、受け取る側で迷いません。

制作会社によっては、Googleドライブなどの共有リンクを用意してくれるところもあります。
LINEで送る場合は注意が要ります。
LINEには送る写真の画質の設定(ホーム →「設定」→「写真と動画」)があり、設定によっては小さく縮められて届きます。

よくある質問

Q. スマホの写真だと安っぽく見えませんか?

光と水平を押さえれば、スマホでも十分に使えます。
安っぽく見える原因の多くは、暗さと傾きです。
昼間に窓の光で撮り、グリッドを出して水平をそろえてみてください。

Q. 何枚くらい用意すればいいですか?

5ページ前後のホームページなら、15〜25枚ほどが目安です。
1ページの型なら8〜12枚ほどで形になります。
同じ場面を角度を変えて何枚か撮っておくと、選ぶ余地が残ります。

Q. Googleマップに載っている写真を使ってもいいですか?

写真の著作権は原則として撮った人にあり、自分のお店が写っていても、お店のものにはなりません。
許可なくホームページに載せるのはやめてください。
Googleマップの写真の扱いはGoogleマップに写真を勝手に投稿されたときにまとめています。

Q. 写真の加工はどこまでしていいですか?

自分で撮った写真なら、明るさや傾きの調整、写り込みのぼかしは必要に応じてして構いません。
プロに撮ってもらった写真やフリー素材は、加工できる範囲を契約や利用規約で確かめてください。
どの写真でも、料理や商品の色を実物と違うほど変えるのは避けてください。
来店したお客様が「写真と違う」と感じると逆効果です。

Q. 写真のサイズは気にしたほうがいいですか?

渡すときは、撮ったままの大きいデータで構いません。
大きいデータは後から縮められますが、小さく縮んだ写真はきれいに大きく戻せません。
自分で載せる場合は、画像リサイズで小さくしてから載せると、表示が遅くなりにくくなります。

まとめ

結論
自分で撮るかスマホで十分。メインの1枚と店内だけプロに頼む分け方もできる
枚数の目安5ページ前後で15〜25枚、1ページ型で8〜12枚(商品の数で変わる)
撮り方昼間・窓の光・水平・余白・横向き。メインは横長で余白多め
使わないもの許可のない他人の写真、ネットの拾い画像、お客様の顔、ナンバー・表札の写り込み
プロに頼むなら撮影リストと見本を用意し、使える範囲を契約前に確かめる
最初に撮るものお店の顔になる写真・看板商品・外観と入口の3つ
送り方縮めずにそのまま。当社へはメールで数枚ずつ

写真は、お店の中身をいちばん早く伝える材料です。
上手な写真より、お店の今がそのまま伝わる写真を選んでください。
写真がまだ手元にない段階でも、ホームページづくりは始められます。

写真がなくても、まずは形にしてみませんか

当社の無料デモは、写真がなくてもフリー素材でお店のホームページを形にします。デモを見てから、どの写真を撮るか一緒に決めていけます。

無料でデモを依頼する →