会社概要の書き方|お店・会社別の載せる項目と、コピーして使える記入票

お店のカウンターで会社概要の項目を書き出したメモと、ノートパソコン

「ホームページの会社概要って、何を書けばいいの?」
制作会社に「会社概要の情報をください」と言われて、どこまで出せばいいのか手が止まる方は少なくありません。

先に結論です。会社概要は「この店(会社)は本当にあるのか、どんな相手か」を確かめるためのページです。
名前・代表者・所在地・連絡方法・事業内容の5つがあれば、まず形になります。
お店なら営業時間・定休日・地図、会社なら設立・資本金・沿革を足します。
来客がなく通販もしないなら、自宅の番地や個人の携帯番号は載せなくてかまいません。
ネットで商品やサービスの申込みを受ける(通信販売をする)場合だけ、「特定商取引法に基づく表記」という別の表示が要ります(後半で説明します)。

お店(個人事業)の方は、途中の「コピーして使える記入票」から埋め始めて、迷った項目だけ前の表に戻ってください。
会社(法人)の方は、頭から順に読むと決めやすいです。

こんにちは。
三重県でホームページ制作をしているMYコンサルティング株式会社、代表の宮本です。

この記事では、会社概要に載せる項目を3つに分けた表と、住所・電話番号の出し方、コピーして使える記入票をまとめました。
当社が自社の会社概要でどう決めたかも、お店に置き換えて出します。

会社概要は、誰がいつ見るページか

会社概要は、お店の雰囲気を見て「ここに頼もうかな」と思った人が、最後に確かめに来るページです。

見に来る人確かめたいこと
初めてのお客様本当にあるお店か。どこにあって、いつ開いているか
取引を考えている会社どんな会社か。いつからやっているか。代表は誰か
求人に応募する人どんな事業をしていて、どこで働くことになるか

どの人も、知りたいのは「相手がはっきりしているか」です。
だから会社概要は、気の利いた文章より正確で、抜けがないことが大事です。

載せる項目の一覧【3つに分けた表】

まず、どんな業種でも考えておきたい項目です。

分け方項目ひとこと
載せたい
(必須に近い)
名前(店名・屋号・会社名)看板やGoogleマップと同じ表記にする
代表者役職(代表取締役・店主など)と名前
所在地お店なら番地まで。自宅兼事務所なら市町村までも可(後で説明)
連絡方法電話・フォーム・メールのどれで受けるかを書く
事業内容「〇〇の販売・修理」など具体的に箇条書きで
あると
信頼が増す
設立・創業・開業の年長さはそれだけで安心材料になる
資本金・従業員数会社なら取引先が見ることがある
許可・登録・資格建設業の許可などは、番号まで書くと確かめてもらえる。業種によっては表示が義務になる(後で説明)
沿革開業・移転・新しい事業など、節目だけを短く
代表の写真・ひとこと顔が見えると問い合わせのハードルが下がる
取引銀行・加盟団体会社向け。お店は書かなくてよい
載せなくていい
載せないほうがいい
自宅の番地・個人の携帯番号来客も通販もないなら、出さずに済む
個人のメールアドレス私用のアドレスは出さない。お店用のアドレスを作る
主要取引先相手の了解なしに名前を出さない
売上高毎年直さないと古い数字が残る
もう使っていない情報閉めた店舗、やめた事業、前の住所は消す

自宅の番地や売上高は、載せても間違いではありません。
ただ、変わったときに自分で直せるかを基準に選んでください。
私用のアドレスと、了解のない取引先の名前は出さないでください。

お店(個人事業)と会社(法人)で項目が違う

個人のお店なら、ページ名は「店舗情報」「お店について」などにするとお店らしくなります。

項目お店(個人事業)会社(法人)
名前店名・屋号登記した商号(「株式会社」の位置まで正確に)
代表者店主・代表の名前代表取締役などの役職と名前
始めた年開業(創業)の年月設立の年月(登記した日)
所在地お店の住所本店所在地(登記の住所)と、支店・営業所
お金の項目書かないのが普通資本金を書くことが多い
営業時間・定休日いちばん見られる項目営業日・受付時間として書くことがある
番号許可番号など(業種による)法人番号を書くこともある

お店の営業時間・定休日・駐車場は、会社概要のほかに、トップページやフッター(全ページの一番下の欄)にも出しておくと親切です。

会社の法人番号は、国税庁の「法人番号公表サイト」で誰でも調べられます。
書いておくと、取引先が実在を確かめやすくなります。

住所・電話番号・地図はどこまで載せるか

住所

お客様が来るお店なら、番地・建物名まで書きます。

迷うのは、自宅で仕事をしている個人事業や、来客のない会社です。
通販をしていなければ、「三重県〇〇市」のように市町村までにとどめる方法もあります。
通販をする場合は、特定商取引法の表記で住所と電話番号を出すのが原則です(後で説明します)。
どちらの場合も、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出るお店の情報)や名刺と表記が食い違うと、見る人が迷います。
Googleビジネスプロフィールとはの記事もあわせて読んで、どこに何を出すかを一度そろえてください。

電話番号

電話番号を載せるかどうかは、業種で答えが変わります。

電話番号を載せるフォームに一本化する
向いている業種飲食・美容室・整体など、電話予約が多いお店。年配のお客様が多いお店来店がない会社、BtoB(会社相手の商売)、一人で営業していて電話に出られない事業
よいところすぐつながる。予約や問い合わせを逃しにくい営業電話が減る。内容が文字で残る
気をつけること営業電話も増える。出られない時間を書いておく急ぎの人は他へ行ってしまう。返信の目安を書いておく

当社は、ホームページ制作ページの会社概要に電話番号を載せず、問い合わせをフォームに一本化しています。
営業電話への対策として決めた社内の方針です。

ただ、電話で予約を受けるお店が電話番号を消せば、お客様を逃します。
番号をタップで表示する形にして、機械で番号を集める営業を減らす方法もあります。
フォームに来る営業メールの扱いは問い合わせフォーム営業の対策にまとめています。

地図

お店なら地図は載せます。
Googleマップの埋め込みは表示が重くなることがあるので、「Googleマップで開く」のリンクだけでもかまいません。
「〇〇交差点を曲がって2軒目」のように文章で道案内を一行添えると、初めての人が迷いにくくなります。

営業時間・定休日と、沿革の書き方

営業時間・定休日

分かりにくい書き方分かりやすい書き方
10:00〜19:0010:00〜19:00(ラストオーダー18:30)
定休日:不定休定休日:毎週火曜・第3水曜(臨時休業はお知らせ欄に載せます)
土日祝は時間が違います土日祝 9:00〜17:00

営業時間は、ホームページ・Googleマップ・お店の貼り紙の3か所で同じにしておいてください。
臨時休業の知らせ方は臨時休業のお知らせの記事に例文を載せています。

沿革

沿革(えんかく)は、お店や会社の歩みを年表にしたものです。
開業・移転・法人化・代替わり・新しい事業など、お客様に関係のある節目だけを、年月と一行で書きます。
始めたばかりなら、開業の一行だけで十分です。

コピーして使える記入票(見本つき)

まず、架空の「〇〇商店」で埋めた見本です。

店名〇〇商店
店主〇〇 〇〇
開業2010年4月
所在地〒000-0000 三重県〇〇市〇〇町1-2-3
営業時間9:00〜18:00
定休日毎週水曜日・年末年始
駐車場店舗前に3台(無料)
取り扱い〇〇の販売・修理・配達

下の記入票をコピーして、メモアプリやLINEのトーク画面に貼り、分かるところから埋めてください。
全部埋まらなくてもかまいません。

お店の記入票

店名:
店主:
開業:  年  月
所在地:〒
営業時間:
土日祝の営業時間(違う場合):
定休日:
年末年始の休み:
駐車場:
お問い合わせの受け方:電話/フォーム/メール/LINE
取り扱い(できること):
許可・資格(あれば名前と番号):
ひとこと道案内:

会社の記入票

会社名(登記どおり):
代表者(役職と名前):
設立:  年  月
資本金:
本店所在地:〒
支店・営業所(あれば):
従業員数:  名(  年  月現在)
事業内容(箇条書き):
お問い合わせの受け方:電話/フォーム/メール
許可・登録(あれば名前と番号):
沿革(節目を年月と一行で):

当社にご依頼の場合も、この記入票を埋めてお送りいただければ、デモサイトの会社概要に入れてお作りします。

法律で表示が必要になるケース

通販をせず、許可の要る業種でもないお店は、下の表の2行目(お問い合わせフォーム)だけ確かめれば大丈夫です。

会社概要のページそのものを置くよう決めた法律があるわけではありません。
ただし、ホームページでしていることによっては、決められた表示が必要になります。

こんなとき必要になるもの
ホームページで商品やサービスの申込みを受ける(通信販売。サイトで決済するかは関係ない)特定商取引法に基づく表記(事業者の名前・住所・電話番号、価格、送料、返品の条件など。法人なら代表者か通販の責任者の名前も)
お問い合わせフォームで名前やメールアドレスを受け取る個人情報の利用目的を先に示す。プライバシーポリシーを置いてフォームから見られるようにするのが一般的
許可や登録が必要な業種業種によっては表示が義務になる(例: ネットで取引する古物商は、許可した公安委員会の名前と許可番号などを載せる)
株式会社で、決算公告をホームページで行う決算の内容を載せるページ

特定商取引法に基づく表記は、会社概要とは別のページにまとめるのが一般的です。
住所・電話番号は、請求があればすぐに知らせる旨を書き、実際に知らせられる体制があれば省略できる場合があります。
条件はホームページに必要な法律のページで説明しています。
細かい条件は業種や売り方で変わるので、消費者庁の案内や専門家で確かめてください。
決算公告については決算公告は自社ホームページなら毎年0円にまとめています。

当社の会社概要ページで決めたこと

当社のホームページ制作ページの会社概要で決めたことを、お店に置き換えました。

載せた項目当社の決め方お店に置き換えると
商号登記どおりの商号看板・Googleマップと同じ店名にする
代表者・設立代表取締役の名前と、設立の年月店主の名前と、開業の年月
本店所在地・活動拠点本店は市まで。活動拠点(伊勢市・松阪市・福岡市)を別の行に住所は番地まで。配達や出張があるなら「対応エリア」を別の行に
事業内容ホームページ制作、デモサイトの無料制作などを箇条書きにできることを箇条書きに
お問い合わせ電話番号は載せず、フォームに一本化電話予約のお店は電話を載せる
Web・取引銀行公式サイトのURLと取引銀行お店なら要らない。InstagramやLINEがあればそのリンクを
沿革設立とホームページ公開、サービス開始の節目だけ開業の一行だけでよい

なお、当社の会社サイトのほうの会社概要は、本店所在地を番地まで載せています。
同じ会社でも、ページの役割で出す範囲を変えてかまいません。

当社は契約の前に、お店の名前が入ったデモサイトを無料でお作りしています。
流れはご利用の流れに載せています。

よくある質問

Q. 個人のお店でも会社概要は必要ですか?

名前は「店舗情報」などでかまいませんが、同じ役割のページはあったほうがよいです。
店名・住所・営業時間・連絡方法がまとまっているだけで、初めてのお客様は安心できます。

Q. 自宅で開業しているので、住所を載せたくありません。

来客も通販もなければ、市町村までで大丈夫です。
通販をするなら、会社概要ではなく特定商取引法の表記のほうで住所の扱いが決まるので、ホームページに必要な法律のページを読んでから決めてください。

Q. 代表者の名前は載せないといけませんか?

会社概要に載せる決まりはありませんが、載せたほうが信頼されます。
会社の代表者は登記で誰でも調べられるので、隠す意味はあまりありません。
法人が通信販売をする場合は、特定商取引法の表記に代表者か通販の責任者の名前が要ります。

Q. 資本金が少ないと、載せないほうがいいですか?

載せるかどうかは自由です。
気になるなら、設立年や許可・資格など、ほかの項目で信頼を補ってください。

Q. 会社概要は、どのくらいの頻度で見直せばいいですか?

住所・代表者・営業時間・事業内容が変わったときは、すぐに直してください。
それ以外でも、年に一度は全項目を読み返すと、古い情報が残りにくくなります。

代表挨拶を載せる場合の書き方は、代表挨拶の書き方にまとめています。

まとめ

結論
会社概要の役割頼む直前の人が「相手がはっきりしているか」を確かめるページ
まず載せる5つ名前・代表者・所在地・連絡方法・事業内容
お店なら足す営業時間・定休日・地図・駐車場
会社なら足す設立・資本金・沿革
住所・電話来店があるなら番地まで。電話は業種しだいで、一律の正解はない
別に必要なもの通信販売をするなら特定商取引法に基づく表記。フォームがあるなら個人情報の利用目的の表示(プライバシーポリシー)

会社概要は、凝った文章がなくても困らないページです。
その代わり、住所や営業時間が1か所でも古いと信頼を落とします。
何を載せるか迷ったら、この記事の記入票をコピーして、分かるところから埋めてみてください。

会社概要まで入ったデモを、無料でお作りします

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